Column

ようきペットクリニックのスタッフブログです

先日、獣医麻酔外科学会にて、当院で行っている

犬・猫の膀胱結石に対する腹腔鏡補助下膀胱切開について研究発表を行いました

 

今回発表したのは、当院で「CANNON METHOD(キャノン法)」、スタッフ間では通称“波動砲”と呼んでいる結石摘出方法についてです。

小さな傷から、膀胱結石をできるだけ確実に取り除く

膀胱結石の手術では、従来はお腹を開け、膀胱を切開して結石を取り除く方法が一般的でした。

当院では、できるだけ身体への負担を減らすため、小さな切開から膀胱を体外へ誘導し、硬性内視鏡で膀胱の中を直接確認しながら結石を摘出する「腹腔鏡補助下膀胱切開術」を積極的に行っています。

内視鏡で膀胱内を確認することで、小さな結石の取り残しを防ぎやすいことも、この手術の大きなメリットです。

今回研究したCANNON METHODでは、尿道から水を送りながら、膀胱に設置した内視鏡用の筒を利用して、水の流れとともに小さな結石を体外へ排出させます。

結石を一つひとつ鉗子でつまんで取り出すのではなく、多数の小さな結石を効率よく排出できるため、その様子から院内では“波動砲”と呼んでいます。

特に、小さな結石がたくさん存在する症例では非常に有効な方法です。

30症例を検討しました

今回の研究では、犬・猫30症例について手術成績を検討しました。

CANNON METHODを使用した症例では、従来の方法と比較して手術時間が短く、手術中の出血も少ない傾向が認められました。

また、今回検討したすべての症例で、術後の確認時に膀胱内への結石の取り残しは認められませんでした。

身体への負担をできるだけ抑えながら、より短時間で、より確実に結石を取り除くことが、この手術法の目標です。

より負担の少ない治療を目指して

ようきペットクリニックでは、腹腔鏡・胸腔鏡・内視鏡などを活用した低侵襲治療に積極的に取り組んでいます。

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