腹腔鏡下胆嚢摘出を実施しました!
先日、当院では腹腔鏡を用いた予防的胆嚢摘出術を実施しました。ワンちゃんは手術後の経過も良好で、元気に当日退院しました!
胆嚢摘出を行う理由
胆嚢疾患は犬にも多く見られ、特に胆泥症や胆嚢粘液嚢腫は初期は無症状ですが、進行すると胆嚢炎、胆管閉塞、胆嚢破裂等を起こすことがあり命に関わることがあります。
胆嚢が破裂すると急性腹膜炎を引き起こし、緊急手術が必要になります。その場合の手術成績は極めて悪いため、症状が軽いうちに予防的に胆嚢を摘出することが可能です。
しかしながら従来実施される開腹での胆嚢切除の際には大きな切開が必要となり動物にかかる負担がとても大きいため我々獣医師も予防的に胆嚢を摘出することはためらうことが多かったです。
当院では、胆嚢摘出手術に腹腔鏡を用いた低侵襲手術を採用しています。
腹腔鏡下に胆嚢摘出を行う場合には、5㎜~8㎜程度の切開を4カ所加え手術を行います。
メリットは以下の通りです。
痛みが少ない!
開腹手術に比べ、術後の痛みが軽減され、ワンちゃんの負担が少なくなります。
回復が早い!
小さな傷口と短時間の手術により、術後の回復が早く、入院期間も短縮されます。
手術の安全性が向上!
腹腔鏡により視野が拡大され、細かい血管処理が可能になるため、手術の安全性が向上します。
実際の手術の様子
今回のワンちゃんも、腹腔鏡を用いた胆嚢摘出術を実施しました。カメラで胆嚢の状態を確認しながら慎重に手術を進めた結果、手術時間も短く、術後の回復も非常にスムーズでした。
術後数時間で歩き回るようになり、食欲も回復し、予定通り元気に手術当日に退院しました!
まとめ
胆嚢疾患は進行すると緊急手術が必要になるケースがありその場合の致命率も高いため、予防的に胆嚢を摘出することが、愛犬の健康を守るための有効な選択肢となります。
「愛犬が胆泥症と診断され内科治療を続けても改善しない。悪化している。手術を受けるべきか迷っている…」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。当院では最新の設備と技術を活用し、ワンちゃんの健康を第一に考えた治療を提供しています!
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